LDASH利用イメージ~美容院・サロンの場合~

LDASH利用イメージ~美容院・サロンの場合~

コミュニケーションアプリ「LINE」の国内月間アクティブユーザーは9,600万人以上(2023年9月末時点)で、日本の人口の約8割をカバーしているそうです(※)。

また、男女ともLINEを「毎日利用する」ユーザーはすべての年代で6割以上にのぼり、特に女性の20~24歳、25~29歳、35~39際では9割以上。美容院やサロンに取り入れない手はないですよね。

今この記事を読んでいる方の中には、企業や店舗がユーザーに直接情報を届けるためのサービスである「LINE公式アカウント」の導入を考えているサロン関係者の方もいれば、既に導入している方もいるでしょう。

そして、その中には「LINE公式アカウントを始めてみたけど、活用しきれていない気がする」「今一つ自分のサロンでどう活用していけばいいか、イメージが湧かない……」という方も少なくないのではないでしょうか。

この記事ではそんな方々のために、拡張ツール「L Dash」を使い、LINE公式アカウントを美容業界で活用していく方法をご紹介していきます。何かご自身のビジネスの参考になるヒントが見つかれば幸いです。

※ LINEヤフー『LINE Business Guide 2024年4月-2024年9月期』(2024年6月4日参照)

美容院でのL Dash活用例

初めに、美容院でのL Dash活用法をイメージしてみましょう。

友だち登録経路で顧客情報を蓄積する

まずは、「友だち登録経路」を使って経路ごとに別々のURLやQRコードを発行しましょう。ここでは「レジ横POP」「チラシ」「店内ポスター」用の経路を作りました。

友だち登録経路
どの経路から何人登録したかだけでなく、誰がどの経路から友だち追加したかも分かる

(出典:L Dash「友だち登録経路」一覧画面)

上の画面では、「レジ横POP」から各1名のユーザーがアクセス・友だち登録していることが分かります。加えて友だち登録経路を使うと、「どのユーザー」が「どこから」友だち登録してくれたかも分かります。

また経路ごとに、友だち追加してくれたユーザーに自動でタグを追加することもできます。この友だちには「レジ横POPから」というタグが付いていますね。

友だち詳細画面
「レジ横POP」という経路から友だち追加したユーザーに自動でタグが付くよう設定した

(出典:L Dash「友だち詳細」画面)

タグは後々、対象を絞り込んで配信(セグメント配信)する際に使えるので、適宜追加していきましょう。

あいさつメッセージですぐに使えるクーポンを配信

ユーザーによっては、店舗や企業のLINE公式アカウントを友だち追加することに抵抗を覚える人もいます。ユーザーの心理的ハードルを下げる施策として効果的なのが、友だち追加の特典として「クーポン」を配布することです。一番簡単なのは、「あいさつメッセージ」にクーポンを設定することでしょう。

あいさつメッセージ
あいさつメッセージにクーポンを設定しておけば、ユーザーはアカウントを友だち追加した直後にクーポンを受け取れる

(出典:L Dash「あいさつメッセージ」画面)

あいさつメッセージは、ユーザーがアカウントを友だち追加した際に自動で送信されるメッセージです。初期設定のままにしているアカウントも多いようですが、ぜひ色々と工夫してみてください。

質問フォームを使ってLINEから予約できるようにする

施術中に予約やお問い合わせの電話が鳴って、慌ててしまうことはありませんか?LINE公式アカウントから予約を受け付けるようにすれば、その頻度も減るかもしれませんよ。

電話での連絡をそのまま「チャット」に置き換えるのもわるくありませんが、L Dashの「質問フォーム」を使って予約フォーム兼カウンセリングシートを作ることも可能です。

予約フォーム
「質問フォーム」機能を使えば簡単に予約フォームや事前アンケートが作れる

(出典:L Dash「質問フォーム」基本情報詳細画面)

予約希望日時と共になりたいイメージ、髪のお悩みなどを入力して送信してもらうのもよいでしょう。リッチメニューをタップするだけで予約フォームを呼び出せるようにしておくとさらに便利ですね。

また、L Dashの質問フォーム機能を使うと、回答を「友だちプロフィール」として記録することもできます。例えば以下の画像では、予約の際に入力した名前や髪質がプロフィールとして記録されています。

友だち詳細画面
友だちプロフィールもタグと同様、絞り込み配信に利用できる

(出典:L Dash「友だち詳細」画面)

友だちプロフィールもタグと同様、絞り込み配信(セグメント配信)に使用できます。例えば特定の髪質の方向けに専用シャンプーを訴求したい時などに便利です。

ネイルサロンでのL Dash活用例

次に、ネイルサロンでのL Dash活用法をご紹介していきます。

施術メニューをカルーセル形式のメッセージで紹介する

友だちに配信できるのはテキストメッセージや写真単体だけはありません。画像やテキストを組み合わせてカルーセル形式(複数枚の画像をスワイプで次々に表示できる)で表示できる「カードカルーセル」や「イメージカルーセル」といった形式を選ぶこともできます。

フレックスバブル
画像やテキストを組み合わせたメッセージ(吹き出し)を作成できる

(出典:L Dash「バブルテンプレート選択」画面)

これらを使うと、表現の幅がぐっと広がります。例えば、人気の施術メニューをカードカルーセル形式で紹介してみてはいかがでしょうか。

カルーセル動画
「カードカルーセル」形式で作成したメッセージの例

(出典:L Dash「メッセージ詳細」画面)

ユーザーがカードをタップした際の挙動も設定できるので、上の例では「キーワード応答」と組み合わせて予約フォーム(質問フォーム)を呼び出せるよう設定してあります。

キーワード応答で休業日をお知らせする

キーワード応答機能を使うと、ユーザーが送信したキーワードに対して、前もって登録しておいたメッセージを自動返信させることができます。

例えばユーザーが「休業日」を含むメッセージを送信してきた場合、以下のように自動で今月の休業日をお知らせするメッセージを返信させることも可能です。

休業日
L Dashの「キーワード応答」は完全一致に加えて部分一致も選べる。上の例は部分一致で設定してあるので「休業日は?」「今月の休業日は」などでも反応する

(出典:Android版LINEトーク画面)

キーワードは事前にあいさつメッセージなどで知らせておくとよいでしょう。

質問フォームで事前にヒアリングを行う

ネイルサロンの場合、お客様と相談しながら施術の詳細を決めていきますよね。

事前にオーダーや相談をチャットで受け付けてもよいのですが、前項のように質問フォーム機能で予約フォームを作り、その中に爪に関するお悩みやデザインの希望などを入力してもらう欄を設けるのもよいのではないでしょうか。

キャンセルが生じた際にすかさずお知らせ

時には急遽、予約のキャンセルが生じることもあるかと思います。そんな時は、LINEの高い即時性を活かして以下のようなメッセージを配信してみるのはいかがでしょうか。

キャンセル
当日のキャンセル情報を発信できるのも即時性が高いLINEならでは

(出典:Android版LINEアプリトーク画面)

お客様もLINEで気軽に問い合わせできるので、空き時間にぜひ利用したいと思ってくれる方がこまめにキャンセル情報をチェックしてくれるようになるかもしれませんよ。

エステサロンでのL Dashを活用例

それでは、エステサロンではどういった使い方が考えられるでしょうか。

リッチメニューでキャンペーンを訴求する

「リッチメニュー」とは、LINEアプリのトーク画面下部(キーボードエリア)に固定で表示されるタイル状のメニューを指します。

L Dashでは、LINE公式アカウント標準機能では作れないタブ切り替えができるリッチメニューを作ったり、ユーザーごとに別々のリッチメニューを表示させたりすることができます。

また、タップ領域を自由に設定できるのも、L Dashのリッチメニューが持つ大きな特徴の一つです。

ここでは、あえてリッチメニュー上部に大きくタップ領域を取り、特別キャンペーンのページが開くように設定してみました。

リッチメニュー
一番大きい「A」領域をタップすると「特別なキャンペーン」ページ(=訴求したいページ)が開く仕組み

(出典:L Dash「リッチメニュー」編集画面)

その他、キーワード応答機能を組み合わせることで、ワンタップで予約フォームを呼び出せるようにしてあります。

リッチメニューはユーザーの利便性を考えた上で、訴求したい情報へアクセスしてもらえるよう、よくデザインを考えてみましょう。

リッチメニューに使う画像は、「Canva」などのWebツールを使うと簡単に作成できますよ。

スタッフからお役立ち情報を配信する

ユーザーに飽きられないためには、LINE公式アカウントの基本機能である「メッセージ配信」機能を使い、ユーザーの役に立つ情報を発信することも大切です。エステサロンなら、美容や健康に関する情報でしょうか。

そしてL Dashはメッセージ配信の際、アイコンと表示名の一部を変更することができます。一例として、以下のメッセージの送信元は「Salon L Dash」ではなく「エステティシャン田中 from ‘Salon L Dash’」と表示されています。

スタッフからのメッセージ
アカウントの誤認を防ぐため、名前の後ろに付く「from ‘アカウント名’」は変更できないので注意

(出典:Android版LINEアプリトーク画面)

LINE公式アカウントのアカウント名は、企業や店舗の名前になっていることがほとんどだと思いますが、少し無機質な印象を与えるのも事実です。メッセージの内容によっては担当者や店長の名前などにしてみると、ユーザーに親しみを持ってもらえるかもしれません。

まつ毛サロンでのL Dash活用例

最後に、まつ毛サロンでL Dashを使うイメージをご紹介していきます。

シナリオbotでおすすめメニューを訴求

L Dashの「シナリオbot」を使うと、簡単に診断コンテンツを作ることができます。まつ毛サロンなら、診断コンテンツでおすすめメニューを訴求してみてもよいでしょう。

おすすめメニュー診断
シナリオbotで作った「おすすめメニュー診断」。「スタート」をタップした後、各選択肢をタップしていく。最後におすすめの施術メニューが表示される仕組み

(出典:Android版LINEアプリトーク画面)

具体的な診断コンテンツの作り方は、こちらの記事をご参照くださいね。

来店したことのあるお客様だけにクーポンを送る

L Dashを使うと、タグや友だちプロフィールを使って簡単に絞り込み配信(セグメント配信)ができます。毎回全員に向けて一斉配信を行うよりも、時には絞り込み配信で特定のお客様に寄り添ったメッセージやクーポンを送った方が、ブロック率の上昇を防げます。

下の例では、「初回クーポン使用」というタグが付いている友だちにだけメッセージとクーポンを配信しています。

限定クーポン
「初回クーポン使用」というタグが付いているユーザーにだけメッセージを配信している

(出典:L Dash「メッセージ配信」設定編集画面)

「初回クーポン使用」タグは、あいさつメッセージと一緒に配信したクーポンを利用した人に自動で追加されています。つまり、実際に店舗へ来店したことのあるユーザー(の一部)です。

ほかにも、友だち登録経路を使ってタグを付けておいて、特定の経路から友だち追加してくれた人にだけメッセージを配信するといった方法も考えられます。

タグや友だちプロフィールを使って、より効果的なメッセージ配信方法を考えてみてくださいね。

予約日をリマインドしよう

チャットやメッセージ配信で予約日時のリマインドをするのは、キャンセル防止策として効果的です。あらかじめ予約日をタグなどで分かるようにしておいて、予約前日になったら該当するユーザーだけに絞り込み配信をしてみるのもよいでしょう。

リマインダー
キャンセル防止策としてリマインドを送ってみよう。一人ひとりチャットで対応してもよいが、予約日をタグで管理していると絞り込み配信ができる

(出典:Android版LINEアプリトーク画面)

まとめ

美容業界でのL Dash活用法をご紹介しました。もちろん、ここでご紹介したのはあくまでも一例です。この記事でも少し触れましたが、シナリオbotやキーワード応答、リッチメニューといった個別の機能を掛け合わせて使えば、できることはもっと広がります。

PC操作が苦手な方にもやさしいL Dashを使って、LINE公式アカウントの利点を最大限引き出してみてくださいね。

 

【参照・参考】
・LINE株式会社『はじめてでもできる! LINEビジネス活用公式ガイド 第2版』インプレス,2023年6月
・LINEヤフー『LINE Business Guide 2024年4月-2024年9月期』(2024年6月5日参照)

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