飲食店でL Dashを使うと何ができるの?

飲食店でL Dashを使うと何ができるの?

2011年6月にサービス開始して以来、世界230以上の国と地域で利用されているコミュニケーションアプリ「LINE」(※)。

生年代別の利用頻度に関する調査では、男女とも「毎日利用する」と回答したユーザーが全ての年代で6割以上にのぼります(※)。

そんなLINEを使い、企業や店舗がユーザーにメッセージを届けるためのサービスが「LINE公式アカウント」です。

基本無料で全ての機能を使い始めることができる手軽さにより、飲食店をはじめとする多くの企業・店舗で利用されています。

そして、そんなLINE公式アカウントをより手軽に、より便利に使うための拡張ツールが「L Dash」です。本記事では、L Dashを飲食店で使う場合に想定される使い方について、概要を説明していきます。

各機能の詳しい使い方などについては要所要所で解説記事へのリンクを貼っているので、ご興味のある方はリンク先の記事もご覧いただけますと幸いです。

※LINEヤフー社『LINE Business Guide 2024年4月-2024年9月期』より

友だち登録経路を使って自動タグ付け

L Dashの「友だち登録経路」を使うと、友だちを集める際のリンクやQRコードを経路ごとに複数作成することができます。飲食店であれば、「店内ポスター」や「ポスティングチラシ」、「店頭POP」などの経路が考えられるでしょう。

友だち登録経路一覧
この例では「店内POP」という経路からアクセス&友だち登録した人が1人ずついることが分かる

(出典:L Dash友だち登録経路一覧画面)

友だち登録経路を使うと、どの経路から何人友だち登録してくれたかという情報が一覧で見られるだけでなく、各経路から友だち追加してくれたユーザーに自動でタグを追加することも可能です。

友だち詳細画面
店内POPに掲示したURLやQRコード経由で友だち登録したユーザーに「店内POPから登録」というタグが自動で追加されている

(出典:L Dash友だち詳細画面)

ユーザーにタグを付けておくと、特定のタグが付いている人だけを絞り込んでメッセージを配信することができるので便利ですよ。

あいさつメッセージにクーポンを付けて配信

友だち追加直後に配信される「あいさつメッセージ」。意外と初期設定のまま運用しているアカウントも多いようですが、通常のメッセージよりも読まれる可能性が高いため、しっかり設定しておきたい機能です。

あいさつメッセージを活用しているアカウントの中には、しばしばテキストメッセージと一緒に「クーポン」を付けて配信しているケースが見受けられます。これはユーザーにとっての心理的ハードルを下げ、友だち登録してもらうために有効な手法の一つです。

あいさつメッセージ
あいさつメッセージにクーポンを添えると、ユーザーは友だち追加した直後にクーポンを獲得できる

(出典:L Dash「あいさつメッセージ」画面)

カルーセル形式のメッセージで新メニューを訴求

飲食店であれば、新メニューや期間限定メニューを販売する際は一斉配信でお知らせしたいですよね。そんな時使ってみて欲しいのが、L Dashの「カードカルーセル」や「イメージカルーセル」タイプのメッセージです。

フレックスバブル
テキストだけのメッセージよりもユーザーの興味関心を引きやすい

(出典:L Dashバブルテンプレート選択画面)

画像やテキストを組み合わせたカルーセル形式(複数枚の画像をスワイプ操作で次々に表示できる形式)のメッセージ(吹き出し)を作成でき、友だちがメッセージをタップした際のアクションも指定することができます。

カルーセル動画
イメージカルーセル形式の例。複数枚の画像を左右にスワイプできる

(出典:L Dashメッセージ詳細画面)

例えば、メッセージをタップした際に指定したホームページを開いたり、任意のキーワードを自動で送信させたりすることも可能です。後者は「キーワード応答」機能と組み合わせると、簡単に「質問フォーム」「シナリオbot」を呼び出すことができますよ。

質問フォームへの回答を友だちプロフィールに紐づけ

L Dashの質問フォームを使うと、ユーザーの回答内容を自動で「友だちプロフィール」に登録することができます。

例えば、質問フォーム機能を使って予約フォームを作り、ユーザーに入力してもらった名前やメールアドレス、電話番号といった情報を友だちのLINEアカウントと紐づけることが可能です。

質問フォームにプロフィール
「お名前」欄や「メールアドレス」欄に入力された内容が個々の友だちプロフィールとして記録されるよう設定した

(出典:L Dash質問編集画面)

友だち詳細画面
自動で友だちプロフィールが入力されている。また、回答を送信したユーザーには「予約済」というタグが追加されるよう設定した

(出典:L Dash友だち詳細画面)

友だちプロフィールもタグと同様、絞り込み配信(セグメント配信)を行う際の条件に指定することができるため、とても重要な要素の一つです。

シナリオbot×キーワード応答でお客様対応を一部自動化

お客様からよく問い合わせがくる内容がある程度決まっている場合は、こちらの記事でご紹介しているように、シナリオbotを使っていわゆる「よくある質問集」を作ってしまうのがよいでしょう。

シナリオbot
よくある質問集の例。もちろんもっと複雑に分岐させることもできる

(出典:L Dashシナリオbot作成画面)

さらに、「リッチメニュー」の指定領域をタップした際、シナリオbot(よくある質問集)を呼び出すためのキーワードが自動送信されるように設定しておけば、ユーザーはリッチメニューをタップするだけで「よくある質問集」を呼び出すことができます。キーワードは、キーワード応答機能で前もって設定しておきます。

リッチメニュー全体
プレビュー画面の「B」領域をタップすると「お問い合わせ」というキーワードが自動で送信されるよう設定した。このキーワードに「よくある質問集」(シナリオbot)を紐づければ、「B」領域をタップするだけでよくある質問集を呼び出すことができる

(出典:L Dashリッチメニュー作成画面)

シナリオbot(よくある質問集)だけでは疑問が解決しなかったユーザーのみ、「チャット」で個別対応すればよい訳です。

リッチメニューから予約フォームを呼び出す

質問フォーム機能で予約フォームが作れることは先述しましたが、リッチメニューをタップするだけで予約フォームが呼び出せたら便利ですよね。

「よくある質問集」の時と同じように、キーワード応答機能を使えばそれがかないます。例えば下の画像では、プレビュー画面の「B」領域をタップすると、「予約フォーム」というキーワードが自動送信されるよう設定しています。

リッチメニュー
リッチメニューとキーワード応答、質問フォームを掛け合わせることで予約までの導線を短くできる

(出典:L Dash「リッチメニュー」編集画面)

そして、事前にキーワード応答画面で「予約フォーム」というキーワードで予約フォームを呼び出せるよう設定してあります。そのため、ユーザーはリッチメニューの「B」領域をタップするだけで予約フォームを呼び出せる仕組みとなっています。

アプリ
①リッチメニューの「ご予約」ボタンをタップすると②「予約フォーム」というキーワードが送信される。それに対して、キーワード応答で設定しておいた③質問フォーム(ご予約フォーム)が送られてくる

(出典:Android版LINEアプリトーク画面)

特定の友だちのみに特別なメッセージを配信する

一斉配信はLINE公式アカウントの基本機能ですが、毎回メッセージを全員に配信していては、知らぬうちにブロック率が上がってしまう危険性もあります。

なぜなら、全員に同じメッセージを配信することで、多くのユーザーにとって興味のない情報を配信し続けてしまう可能性が高まるからです。

これを避けるためにも、時にはタグや友だちプロフィール項目で対象を絞って配信してみましょう。

例えば「誕生月」という友だちプロフィールに特定の月が設定されている友だちにのみ誕生日メッセージやクーポンを配信したり、実店舗に来店したことにある友だちにのみ、当日限定の「雨の日クーポン」を配信したりといった方法もよいですね。

クーポン
事前に質問フォームやシナリオbotなどでユーザーの情報を集めておけば、配信対象を自在に絞り込める

(出典:L Dash「メッセージ配信」設定編集画面)

雨の日クーポン
ここでは「初回クーポン使用」というタグが付いた友だちにだけメッセージの配信設定をしている

(出典:L Dash「メッセージ配信」設定編集画面)

ほかにも、質問フォームで作ったお客様アンケートに回答してくれた人にタグが追加されるように設定しておけば、アンケートに答えてくれる熱心なユーザーにだけ特別なメッセージやクーポンを配信することも可能です。

まとめ

友だち一人ひとりの情報を自動で記録・確認できるL Dashは、飲食店経営にも十二分に力を発揮します。加えて、個別の機能を掛け合わせることにより、できることはさらに広がります。

PC操作に苦手意識を持っている方や、「複雑なツールの使い方を一から勉強している時間はないよ……」という方こそ、ぜひシンプルで使い勝手のよいL Dashの操作性を一度試してみてください。

LINE公式アカウントWeb版管理画面(LINE Official Account Manager)を触ったことのある方なら、操作に迷うことはほとんどないはずです。

LINE公式アカウントの可能性を広げるL Dashを、あなたのお店やビジネスでお使いいただけると幸いです。

 

【参照・参考】
・LINE株式会社『はじめてでもできる! LINEビジネス活用公式ガイド 第2版』インプレス,2023年6月
・LINEヤフー社『LINE Business Guide 2024年4月-2024年9月期』(2024年6月3日参照)
・L Dash公式ブログ「L Dash利用イメージ~レストランの場合~」(2024年6月3日参照)
・L Dash公式ブログ「L Dash利用イメージ~猫カフェの場合~」(2024年6月3日参照)
・L Dash公式ブログ「L Dash利用イメージ~居酒屋の場合~」(2024年6月3日参照)

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