L Dash利用イメージ~レストランの場合~

L Dash利用イメージ~レストランの場合~

近年、LINE公式アカウントを開設したり、LINEを使った注文システムを導入したりするレストランが増えてきました。

LINE公式アカウントを使って定期的にキャンペーン情報やクーポンなどを配信しているアカウントもありますが、中には「運用を始めたものの、どう使ったらいいか分からない……」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、レストランにLINE公式アカウントや、その機能を拡張する「L Dash」を導入した場合の活用例をご紹介していきます。

「競合店と差をつけたい」「LINE公式アカウントをもっと活用したい」という方、そして「簡単に扱える拡張ツールを探している」という方はぜひご一読ください。

友だち登録経路を設定する

友だちを集める際は、店内に張り紙やPOPを掲示したり、チラシを配ったりするかと思います。その際に使うQRコードはぜひ、L Dashの「友だち登録経路」を使って作成してみてください。

友だち登録経路を使うと、どの経路から何人友だち追加してくれたかという情報に加え、「誰が」「どの経路を使って」友だち登録したかまで分かります。

友だち登録経路一覧
この例では「店内POP」という経路からアクセス&友だち登録した人が1人いることが分かる

(出典:L Dash友だち登録経路一覧画面)

上の画面では、「店頭POP」という経路からアクセスした人と友だち登録した人がそれぞれ一人ずついることが分かります。

また、この経路を使って友だち登録した友だちには以下のように「店頭POPから登録」というタグが自動で追加されるよう設定していました。

友だち詳細
設定したタグが自動で追加されている

(出典:L Dash友だち詳細画面)

友だち登録時点で友だちにタグをつけておけば、例えば店頭POPを見て友だち追加してくれた人と、ホームページから追加してくれた人とで配信内容を分ける(絞り込み配信する)ことも可能になりますよ。

カルーセル形式のメッセージで新メニューを訴求する

新メニューを追加した際や、季節の限定メニューを販売する際はLINE公式アカウントでも発信したいですよね。

L Dashを利用している方におすすめしたいのは、画像とテキストを組み合わせられる「イメージカルーセル」または「カードカルーセル」タイプのメッセージを配信すること。やはり、テキストだけのメッセージよりも写真があった方がユーザーの関心を引きやすいです。

フレックスバブル
画像とテキストを組み合わせられる「カードカルーセル」や「イメージカルーセル」形式のメッセージを配信してみよう

(出典:L Dashバブルテンプレート選択画面)

カルーセル動画
イメージカルーセル形式の例。左右にスワイプできる

(出典:L Dashメッセージ詳細画面)

吹き出しがタップされた際にホームページを開いたり、任意のキーワードを自動で送信させたりすることもできます。

LINEではあまり長いメッセージは好まれませんので、メッセージには伝えたいことの要点(ここでは新メニューについての基本情報など)だけをまとめておく方がよいでしょう。吹き出しがタップされた際、詳しい情報が掲載されている公式ホームページなどが開くようにしておくと親切です。

利便性の高いリッチメニューをつくる

トーク画面のキーボードエリアを占有し、ある種LINE公式アカウントの「顔」ともいえる「リッチメニュー」。L Dashではタップ領域をマウスで自由に選択したり、タブで切り替わるリッチメニューを作ったりすることも可能です。

とことんデザイン性にこだわることもできますが、何より大切なのはユーザーにとって利便性の高いリッチメニューを作ることです。

例えば以下の画像では、よく見られるであろう「メニュー」のタップ領域を大きく取り、その他は公式サイトへのリンクと予約フォーム、お問い合わせのみに機能を絞っています。

リッチメニュー作成画面
画像は、プレビューの「B」領域をタップした際に「予約フォーム」というキーワードが送信されるよう設定しているところ

(出典:L Dashリッチメニュー編集画面)

リッチメニュー
リッチメニューはトーク画面の下部を大きく占有する

(出典:Android版LINEトーク画面)

それぞれの機能について詳しくは次項以降で解説していきますが、ここでは「B」領域(予約フォーム)をタップすると「予約フォーム」という言葉が、「D」領域(お問い合わせ)をタップすると「お問い合わせ」という言葉が自動送信されるよう設定しました。

どちらの単語も「キーワード応答」で反応するキーワードとして設定してあります。前者が特定の「質問フォーム」、後者が「シナリオbot」を呼び出すためのキーワードです。

予約フォームから友だちの情報を自動記録する

前項で紹介したリッチメニューは、「予約フォーム」と書かれている箇所をタップすると、「予約フォーム」というキーワードが自動送信され、そのキーワードに対応した質問フォームが送られてくるよう設定してあります。

今回は以下のようなフォームを作成してみました。

予約フォーム
ユーザーに予約日時や氏名、電話番号を入力してもらう一般的な予約フォーム

(出典:L Dash質問フォーム基本情報詳細画面)

また、質問フォームを編集する際に、ユーザーの回答を自動で「友だちプロフィール」に登録するよう設定することもできます。

今回の例では予約の際、ユーザーが名前やメールアドレス、電話番号を入力すると自動で友だちプロフィールとして記録するよう設定してあります。

質問フォーム
「お名前」欄や「メールアドレス」欄に入力された内容が個々の友だちプロフィールに記録されるよう設定した

(出典:L Dash質問編集画面)

該当ユーザーの友だち詳細画面を見ると、回答内容が友だちプロフィールとして記録されていました。

友だち詳細画面
自動で友だちプロフィールが入力されている。加えて、回答を送信したユーザーには自動で「予約済」というタグが追加されるよう設定してある。

お誕生月の友だちにクーポンを配信する

店舗のLINE公式アカウントといえば「クーポン」、という印象のある方も多いのではないでしょうか。

確かに、そういった側面があることは否めません。集客のため、定期的にクーポンを一斉配信しているというレストランも少なくないでしょう。友だち追加してくれた人への特典として、「あいさつメッセージ」にクーポンを付けるのも鉄板ですが効果的な手法の一つです。

雨の日に「雨の日クーポン」を配信するのも、ユーザーの日常に寄り添うLINEならではの施策ですね。

クーポンを定期的に一斉配信するのも悪くないのですが、時には全員に同じクーポンを配信するのではなく、誕生月のユーザーや一度予約してくれたことのあるユーザーだけに特別なクーポンを配信してみるのはいかがでしょうか。

下の例では、「誕生月」という友だちプロフィール項目に「6月」という値が入力されているユーザーだけを絞り込んでいます。

クーポン
事前に質問フォームやシナリオbotなどでユーザーの情報を集めておけば、配信対象を自在に絞り込める

(出典:L Dashメッセージ配信設定編集画面)

日頃から質問フォームでアンケートをとるなどして友だちプロフィールを充実させていったり、各機能の自動タグ追加機能を活用したりしていれば、簡単に特定のユーザーだけを絞り込んでメッセージを配信することができるようになりますよ(セグメント配信)

シナリオbotとチャットでお問い合わせに対応する

よく電話やLINEで問い合わせが来る内容がある程度決まっている場合、こちらの記事のようにシナリオbotを使って「よくある質問集」を作ってしまうのもおすすめです。

よくある質問集
リッチメニューをタップして送信された「お問い合わせ」というキーワードに反応してシナリオbotが送られてきた

(出典:Android版LINEアプリトーク画面)

こちらのシナリオbotは、リッチメニューの「お問い合わせ」をタップすると送られるように設定しています(前述の通り、キーワード応答機能も使っています)。

シナリオbotで疑問が解決しなかったユーザーには以下のメッセージが送信されるので、その友だちだけ「チャット」で個別対応する仕組みです。

お問い合わせその他
全ての問い合わせに対しスタッフが対応するのではなく、シナリオbotで解決しなかった案件のみチャットで対応する

(出典:Android版LINEアプリトーク画面)

すぐに対応できない場合は、該当ユーザーのステータスを「要対応」に変更しておくと忘れづらくなります。

要対応
適宜ステータスを使用して応対忘れや伝達ミスを防ごう

(出典:L Dash個別チャット画面)

まとめ

LINE公式アカウントにはさまざまな機能が備わっています。しかし、基本となるメッセージ配信やチャット以外の機能をどう使ったら良いか自信がない、という方も多いのではないでしょうか。

LINE公式アカウントの拡張ツールであるL Dashを使うと、より多様な施策を簡単に実行することができます。

特に、LINE公式アカウント標準機能ではかなわない「友だち一人ひとりの情報を細かく取得できる」点を十分に活かしていきたいところです。

あなただけのアイデアを活かす手段として、ぜひLINE公式アカウントやその拡張ツールであるL Dashを役立ててみてくださいね。

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この記事を書いた人

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