LINE公式アカウントには、友だちからチャットで話しかけられた際の返信対応を自動化する「応答メッセージ」という機能があります。
応答メッセージには様々な使い道がありますが、L Dashにはより便利に活用できる「キーワード応答」や「時間外メッセージ」機能が備わっています。
特に時間外メッセージは簡単に使い始められる上に、「チャット」をよく活用している方にとって大変便利なため、早めに設定しておきたい機能の一つです。
L Dashの「時間外メッセージ」とは
L Dashの「時間外メッセージ」機能は、あらかじめ設定しておいたチャットの応答時間外に友だちからメッセージを受け取った際、自動返信するメッセージを設定できる機能です。
チャットの応答時間は、各曜日に加えて別途祝日の設定も可能です。例えば店舗の休業日や営業時間外にお客様から問い合わせが来た際、自動で店舗の営業日や休業日を伝えるメッセージを送信するよう設定しておくと便利です。
応答時間を設定する
それでは早速、時間外メッセージを使ってみましょう。まずは応答時間を設定します。応答時間とは「実際にチャットで応答できる時間帯」と考えておけば大丈夫です。
L Dashホーム画面を開いたら、「アカウント設定」タブをクリックします。

(出典:L Dashホーム画面)
アカウント設定画面が開いたら、左側のメニューから「応答設定」を選んでクリックします。

(出典:L Dashアカウント設定画面)
応答設定画面では、「応答方法」と「応答時間」が設定できます。応答時間外に「時間外メッセージ」が含まれていることを確認したら、応答時間を設定していきましょう。「応答時間」の右にある「編集する」をクリックして編集していきます。

(出典:L Dash応答設定画面)
今回は水曜、日曜、祝日を休日に設定し、それ以外の10時~20時を営業時間内、つまり応答時間として設定しました。設定を終えたら「応答時間を更新する」をクリックするのを忘れずに。

(出典:L Dash応答設定画面)
時間外メッセージを設定してみよう
L Dash画面上部の「ホーム」タブをクリックしてホーム画面に戻ります。

(出典:L Dash応答設定画面)
左に表示されているメニューから「トークルーム管理」の中にある「時間外メッセージ」を選択します。

(出典:L Dashホーム画面)
なお応答時間や休日が設定されていない場合、下の画面のように「時間外メッセージは現在送信されません」と表示されます。この場合は改めて応答時間を編集し、最後に「応答時間を更新する」を忘れずにクリックして設定を保存しておきましょう。

(出典:L Dash時間外メッセージ画面)
この画面からは時間外メッセージが送られた際に友だちに表示されるアイコンと表示名、そしてメッセージを編集できます。デフォルトで入っているメッセージを編集して使ってもよいですし、画像やシナリオbotが送信されるようにしておくのもよいですね。
今回はまず、元々入っているメッセージを編集します。メッセージを編集するには、「メッセージ情報」の右にある「編集する」をクリックします。

(出典:L Dash時間外メッセージ画面)
プレビューと「作成済みバブル」が表示されます。元々設定されているテキストメッセージを編集したい場合は、「作成済みバブル」の中に表示されているメッセージをクリックすると編集画面が開きます。

(出典:L Dash時間外メッセージ画面)
今回はチャット対応時間や休業日についての文言を編集しました。編集が完了したら「保存」をクリックした後、プレビュー下の「登録内容の確認」をクリックして前の画面に戻ります。

(出典:L Dash時間外メッセージ画面)
プレビューに先ほど行った変更が反映されているか確認したら、テキストの下にスタンプを追加してみましょう。
「作成済みバブル」の下に表示されている「新しいバブルを追加」をクリックします。

(出典:L Dash時間外メッセージ画面)
この画面から、カードカルーセルやシンプルな画像・動画、L Dashで作成したシナリオbotやクーポンなど、さまざまな形式のメッセージを指定できます。
今回はスタンプを追加したいので、「コンテンツバブル」の中にある「スタンプ」をクリックします。

(出典:L Dash時間外メッセージ画面)

(出典:L Dash時間外メッセージ画面)
スタンプを設定したら、プレビュー下にある「登録内容の確認」をクリックして前の画面に戻りましょう。

(出典:L Dash時間外メッセージ画面)
設定したスタンプがプレビューに反映されているか確認したら、「メッセージを検証する」をクリックします。

(出典:L Dash時間外メッセージ画面)
最後に、テスト配信をしてみましょう。「配信設定」の右上にある「テスト配信」をクリックします。

(出典:L Dash時間外メッセージ画面)
表示された数字を、LINEアプリを使ってLINE公式アカウントへ送信します。

(出典:L Dash時間外メッセージ画面)
無事に設定したテキストとスタンプが送られてきました。これで、初めに設定した休業日や応答時間「外」にユーザーからメッセージが届いた場合、自動でこのテキストやスタンプが送信されます。

(出典:Android版LINEアプリ)
まとめ
普段からチャットをよく使っている方は、早めに時間外メッセージを設定しておくと便利でしょう。
営業時間外だけでなく、「この時間帯は忙しくてチャットが見られない」という時間が決まっているのであれば、その時間帯以外を応答時間に設定しておくのもよいですね。
ユーザー側からしても、「いつ返事がくるか分からない」状態が長く続くよりも、今がどういう状態で、いつ頃返事をもらえそうなのかだけでも、すぐに教えてもらえる方が安心します。
L Dashの時間外メッセージを便利に使って、友だちとのやり取りをよりスマートに行っていきましょう。
【参照・参考】
・LINE株式会社『はじめてでもできる! LINEビジネス活用公式ガイド 第2版』インプレス,2023年6月