LINE公式アカウントの友だち追加方法は、QRコードを読み取ってもらう以外にも、LINEアプリ上でIDやアカウント名を検索して見つけてもらう方法もあります。
しかし、場合によっては検索に出てこないということもあり得ます。この記事では、自分のLINE公式アカウントを検索しても出てこない場合の原因と対処法についてお伝えしていきます。
LINE公式アカウントを検索する方法は主に3つ
まずは、LINE公式アカウントを検索する方法を押さえておきましょう。検索方法は主にID検索、アカウント名検索、キーワード検索の3つです。
ID検索
検索したいLINE公式アカウントのIDが分かっているのであれば、この方法が一番確実でしょう。①LINEアプリホーム画面の上部にある検索窓に直接、検索したいLINE公式アカウントのIDを打ち込みます。その際、頭の「@」をつけ忘れないように注意しましょう。
そうすれば、②「公式アカウント」タブに③目的のアカウントが表示されるはずです。ここでは例として、ユニクロ公式アカウントのIDを検索してみました。

(出典:Android版LINEアプリ)
アカウント名検索
次はアカウント名で検索してみましょう。今度はアカウント名の「ユニクロ」で検索してみます。
ID検索と同じように、①ホーム画面上部の検索窓にアカウント名を入れて②「公式アカウント」タブをタップすれば、③検索結果にユニクロのLINE公式アカウントが出てきます。

(出典:Android版LINEアプリ)
キーワード検索
LINE公式アカウントは地名などのキーワードでも検索できます。ここでは①「横浜 カフェ」で検索してみました。②「公式アカウント」タブを見ると、③キーワードに関連するLINE公式アカウントが表示されています。

(出典:Android版LINEアプリ)
検索結果に表示されない理由
LINE公式アカウントを運用している方の中には、「自分のLINE公式アカウントを検索してみたけど、ID検索では出てくるのにアカウント名やキーワードでは出てこない」という方もいるのではないでしょうか。その原因は、次の2つのうちどちらかです。
未認証アカウントの場合
実は、LINE公式アカウントのアカウント名検索が使えるのは認証済アカウントのみです。未認証アカウントはだれでも開設できますが、認証済アカウントは所定の審査を申し込み、通過することで取得できます。
見分け方は、アカウント名の左側についているバッジの色です。グレー(灰色)が未認証アカウント、青色(紺色)が認証済アカウントです。

(出典:Android版LINEアプリ)

(出典:Android版LINEアプリ)
ちなみに、緑色のバッジが付いているアカウントは「プレミアムアカウント」といって、認証済アカウントの審査とは別に、LINEヤフー社が定める一定の基準を満たしたアカウントです。現状、プレミアムアカウントにするための審査申し込みなどはできません。まずは認証済アカウントの審査に申し込むことを検討してみましょう。

(出典:Android版LINEアプリ)
「検索結果での表示」設定がオフになっている場合
「審査も通って認証済アカウントになったはずなのに、やっぱりアカウント名やキーワード名で検索できない!」という方もいるのではないでしょうか。その場合、LINE公式アカウントのWeb版管理画面や管理アプリから設定を見直す必要があります。
Web版管理画面(PC)の場合、画面右上の「設定」をクリックします。アカウント設定画面がでてきますので、「公開設定」の項目の「検索結果での表示」を見て、「非表示」になっていたら「表示」を選択します。最後に確認画面が表示されるので、忘れずに「保存」を選択しましょう。

(出典:LINE公式アカウントWeb版管理画面より)

(出典:LINEヤフー for Business「LINE公式アカウント (LINE Official Account Manager) STEP5 検索結果へ表示させる(認証済アカウントのみ)マニュアル」)
スマートフォン版管理アプリの場合は、ホーム画面の「設定」から「アカウント」を選択すると、項目の中に「公開設定」が表示されます。その中の「検索結果での表示」を確認し、オフになっていたらオンにしましょう。Web版同様、最後に確認画面が表示されるので、「保存」を選択します。

(出典:Android版LINE公式アカウント管理アプリより)

(出典:Android版LINE公式アカウント管理アプリより)

(出典:LINEヤフー for Business「LINE公式アカウント (LINE Official Account Manager) STEP5 検索結果へ表示させる(認証済アカウントのみ)マニュアル」)
認証済アカウントにする方法
これまで見てきた通り、LINE公式アカウントは認証済アカウントでないとアカウント名検索やキーワード検索での結果に表示されません。
では、今運用しているLINE公式アカウントを認証済アカウントにするにはどうしたらよいのでしょうか。
認証済アカウント申請手順
LINE公式アカウントWeb版管理画面からなら、右上の①「設定」から②「アカウント設定」の画面に移動すると、「情報の公開」という項目があります。そこの「認証ステータス」が「未認証」になっていると、③「アカウント認証をリクエスト」というボタンがあるはずです。そこをクリックして、画面の流れに従って申請を行いましょう。

(出典:LINE公式アカウントWeb版管理画面)
LINE公式アカウント管理アプリからなら、まずホーム画面から「設定」を選び、次に「アカウント」を選択します。次に「情報の公開」項目の中にある「認証ステータス」を選択すると、「アカウント認証をリクエスト」ボタンが現れます。PC版同様、画面の流れに従って申請を行います。

(出典:Android版LINE公式アカウント管理アプリ画面)

(出典:Android版LINE公式アカウント管理アプリ画面)

(出典:Android版LINE公式アカウント管理アプリ画面)

(出典:Android版LINE公式アカウント管理アプリ画面)
未認証アカウントのままのほうが良い場合も…?
認証済アカウントになると、LINEアプリ内のアカウント名検索やキーワード検索の結果に表示されるようになるだけでなく、マーケティングに役立つ有料ノベルティが購入できたり、「友だち追加広告」が利用できたりと、さまざまな特典があります。
一方で、例えば会員制の店舗をはじめとするクローズドなコミュニティー内でLINE公式アカウントを使いたい場合などは、未認証アカウントのままの方が運用しやすいかもしれません。
未認証アカウントのままでもID検索をしてもらいやすいようにしたいのなら、「プレミアムID」を活用する方法もあります。プレミアムIDは、月額100円(税別)もしくは年額1,200円(税別)(※)を払うことで、IDを任意の英数字の組み合わせにできるサービスです。
LINE公式アカウントを解説した際に自動で割り振られるベーシックID(ランダムな英数字)ではなく、店名などにちなんだIDにしてみるのも良いのではないでしょうか。
また場合によっては審査の結果、アカウントの停止措置が取られてしまう危険性もないわけではありません。申請の際は、LINEヤフー公式の「認証済アカウント申請時の注意点」や、「LINE公式アカウントガイドライン」)や「利用規約」をよく読んで、特に自分のビジネスが「ご利用いただけない業種・業態、商品・サービス」に当たらないか、しっかり確認しておきましょう。
※購入経路によって料金形態が異なります。iOSアプリから購入する場合、価格・取り引き条件が異なるので注意しましょう。
まとめ
LINE公式アカウントは、認証済アカウントでないとアカウント名検索やキーワード検索の結果に表示されません。認証済アカウントの審査申し込みはPCからも管理アプリからも簡単に行えますが、アカウントの利用目的をよく考えてから申請するようにしましょう。
【参照・参考】
・LINE株式会社『はじめてでもできる! LINEビジネス活用公式ガイド 第2版』インプレス,2023年6月
・LINE「LINE公式アカウント 利用規約」(2024年3月19日参照)
・LINEヤフー for Business「LINE公式アカウント (LINE Official Account Manager) STEP5 検索結果へ表示させる(認証済アカウントのみ)マニュアル」(2024年3月19日参照)
・LINEヤフー for Business「LINE公式アカウント アカウント種別」(2024年3月19日参照)
・LINEヤフー for Business「LINE公式アカウントの審査とは|認証済アカウント申請時の注意点」(2024年3月19日参照)
・LINEヤフー for Business「認証済アカウントの申し込み方法|特徴や機能、未認証アカウントとの違い」(2024年3月19日参照)
・LINEヤフー for Business「LINE公式アカウントの作り方|開設の設定と運用方法」(2024年3月19日参照)
・LINEヤフー for Business「LINE公式アカウント 料金プラン」(2024年3月19日参照)